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遍路日 2012.11.1(第4日目) HP掲載日 2013.10.10
行程(札所番号) 7→65→83→63→29→75善通寺→64→26→奥の院→篠栗駅
若杉山・太祖宮の鳥居からの長い急階段は、上がるのは「ヒーコラ」言ってタイヘンでしょうが、下りる時は手摺りに掴まりながらスイスイと下りれます。
その後に続く山道も、けっこうキツク、これを上ってきた先程のオババたちも、タイヘンだったと思う。
途中に廃屋のような小屋が有り、何だろおと、わざわざ見に行くと石仏が有り、ちゃんとザルに賽銭が入ってました・・1円玉ばっかりだったが・・。
草が屋根を覆って廃屋を思わせるような所でしたが、σ(*_*)のような物好きで立ち寄る人も居るんだなぁ。
林道と合流し、どの方向へ行けば良いのかと思った時に、越後屋が少し先に有る地図看板を見つけました。
看板を見ると、そこに5方向の矢印を示す道が描いて有り、越後屋が「どこへ行くの?」
ええいぃぃ・・バカタレ・・そんな事を言われても、σ(*_*)もわからん、こっちが聞きたいくらいじゃ。
「奥の院」までのコースだったならば、篠栗霊場会発行の100円地図や、国土地理院の地図で何とかわかりますが、若杉山から篠栗へ下りる道が、どんなにネットで探しても詳細がわからんかった。
車道を下りて行けば良いのですが、それじゃ遠回りになっちゃって面白くない。
ネットで調べてた時に車道をショートカットする道が存在するらしいのがわかったので、そのショートカットする略図を印刷して持って来ており、それだけを頼りにして若杉山を下りる予定にしてたのです。
しかし・・印刷した略図を見ても、こんな5方向へ分かれる箇所なんか、どこを探しても記載されておらんでぇ。
そこで迷った時の大原則である、現在地の確認・・・落ち着け・・オチツケ・・・泣くな・・鼻水垂らしてもよいから・・。
地図看板と印刷して持ってる略図に書いてある共通の名称を探しだし、しばらくニラメッコして「大和大杉」方向の道を行く事にしましたが、この「セト小 四年より」が製作設置してくれた地図看板は助かりました。ありがとう。
この看板が無かったら、どの方向へ行けば良いかわからず、「大和大杉」への道は細い道だったので見逃しちまい、林道を反対方向へトボトボ歩いて完全に迷っていたと思う。
このルートを通った経験者や地元の人ならばわかるかもしれんが、σ(*_*)のように案内人も無く初めて若杉山へ来た者に対しては、ここに「若杉山全体ルートと現在地を示す」地図看板を絶対に設置して欲しい所だと思う。
篠栗町(かな?)の担当・関係者の方が、このページを見ておられれば考慮してください。
薄暗い杉林を歩いてると、そのうち「七又杉」が有り、少し行くと鳥居が見えたと思ったら、そこに「綾杉」が有り、伝説にれば「綾杉」は太祖宮の神功皇后が植えたとか・・・どうとか・・らしい。
時刻は3時頃、ヤマカン・手探り状態で若杉山の山道を下りており、麓まで、どれ位の時間がかかるかわかりまへん。
杉林の中は薄暗く、途中の山道で暗くなったら泣いちゃうかもしれんので、ゆっくり杉の見物もせずに先を急ぎました。
そのうちに寺の境内へ、ピョコンと出て、あらっ?・・こんな所に寺が有ったかな?と思って略地図で確認すると「金剛頂院」でした。
ホンマだったら参拝しても良かったのだが、なんせこの先がどおなっているのか、わからんのでパス。
寺の飼い猫なのか、首輪を付けた子猫が付いて来て、少し前足が不自由な歩き方をしてます。
子猫は、まだ人間のオトロシさが、わからんので近寄ってくるが、親猫は絶対にσ(*_*)らに近寄らず、子猫を心配そうに見守り離れながら付いて来て、たぶん親の言う事を聞かない、子猫なんでしょなぁ。(^O^)
略図を見れば寺を出た付近に、下へ降りる道が有るはずだが・・・見当たらない。
先ほど境内で坊さんと会い「篠栗へ行きたいが・・」と道を尋ねると「車道を下りれば良い」とそっけなく指差して言われちまい、ショートカットの道を聞くヒマも無かった。
駐車場の広場へ行き、その横にも広場がありキャンプ場のようで、頼りの略図を見るとキャンプ場付近に道が有るはずで、探すと「ゆるぎ岩まで300m」の看板と遊歩道らしい柵道が有りました。
「ゆるぎ岩」なんて略図に載ってないでぇ・・・トッツアン。
どおするんじゃ・・カアチャン。
何とかしちくりぃ・・・神功皇后さまあぁぁぁぁぁ~・・。
ホンマに若杉山からの下り道は、初めての者に対しては不親切で、わからん場所だ。
ここら付近にも「若杉山全ルートと現在地を示す」地図看板が欲しい。
今日歩いた経験から、若杉山は木の手摺りが有る道が遊歩道になっている可能性が有るのがわかりました。
間違っていても300m戻るだけだと思い、不安がる越後屋を叱咤激励し「ゆるぎ岩」方向へ降りる道にσ(*_*)のメンツを賭けて前進命令を発しました。
しかし・・間違ってたら、越後屋はモンク垂れるだろなぁ・・と内心、不安を感じつつ・・言い訳をあれこれ考えながら・・。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「産安」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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