HOME > 遍路・巡礼 > 「篠栗88箇所霊場」地図と目次 > 38 疲 れ
遍路日 2012.11.2(第5日目) HP掲載日 2013.10.27
行程(札所番号)
57→30→80→59→42→24→14→48→20→67→
→73→61→23→41→38→8→10→46→68→9
41番札所横を流れる川沿いの遍路道を上がり、車道をショートカット
少し車道を行き、再び遍路道を通ってショートカットすると人家が有り、篠栗88箇所霊場の38番札所「丸尾観音堂」がありました。
時刻は3時半頃になり、太陽は山の後ろに隠れちて付近は薄暗くなってます。
あんまりユックリしておれないが、疲れたなぁ。
側を流れる小川の橋へ行ってみると、川の奥に石仏が見えたので、ヤジウマコンジョ出して行ってみました。
川沿いには石仏が並んでおり、滝行が出来るようです。
後でネットで調べると「龍神の滝」と言うらしく、そのHPに書かれていたように篠栗霊場会の地図には載っていまへん。
普通ならば遍路地図に掲載して紹介されても良いと思われる滝なのですが・・・
これもやっぱり「篠栗霊場会」様のお怒りに触れる何かが有って、掲載されないのでしょうか?・・と疑った目で見ちまう、ケチなコンジョのアタイ。(^O^)ナハハハ・・
38番札所「丸尾観音堂」の道路を挟んだ目の前に階段があり、尺八の手入れしているσ(*_*)を置いて、越後屋は目もくれずにサッサッと先に上がって次の札所へ向かいました。
尺八の手入れを終えてサミシイ思いをしながら階段を上がり、続く遍路道をトボトボ歩いて行くと、開けた場所に10番札所「切幡寺」が見えます。(一番上の写真)
地図を見ると、その横に8番札所「金剛の滝観音堂」が有るので、まずは先に8番札所へ行きました。
あっ・・はい越後屋は10番札所に居るのはわかっていましたが、既に8番札所は終わってるのだろおと思ったのですが、でも、来てみるとローソクが点っていません。
あちゃあぁ・・こりゃあぁ~・・絶対にギャア・ギャア~とモンク言われるなぁ。
ここまで来て今さら10番札所へ行くのも疲れるので、尺八吹いてれば、そのうちに来るだろおと思って参拝していたら、やっぱり来た。
「10番へ来るかと思ってたのに来なかった。」と、やっぱりブツブツ言います(^O^)。
ここの寺の境内から、横滑りで10番札所へ行けるかと思ったが行けないよおです。
境内周囲は花壇がキレイに手入れしてあり、「金剛の滝」がすぐ近くに有り、これもなかなか見応えの有る滝でした。
8番札所で参拝している越後屋を残して、隣の10番札所「切幡寺」へ行きました。
なんせこっちは時間がないから、ゆっくりしておれず、しかも疲れているために、尺八を吹くとグタグタの失敗状態です。
もし、わざわざ金を払って尺八を聴きに来た人がいたならば、「金返せ!!」と騒然となり、ザブトンが飛んで来る状態です。
これほど疲れながら、それでも尺八を吹く状態は、良く言えば曲想も、なあぁ~も考えずに、無意識に吹くだけの・・・ただ・ただ・・「吹くだけの無心の修行」・・・と言えばカッコイイですが・・・
悪く言えば・・覚えたつもりの曲が、まだ完全に自分の物になっていない、暗譜の不確かさがモロに出ちまう間違いのオンパレード・・(^O^)ダハハハハ・・
家での練習だと疲れたので、今日はこの辺でヤンピ・・とコンジョ無しの考えが支配して負けちゃいます。
しかし、霊場巡りでは途中でヤンピするのはモッタイナイので、キツかろうが何だろうが、失敗してでも最後の寺まで吹き続けなければアカンという自分に果たした目標があるので、無理してでも吹き続ける事が出来ます。
この、どぉしょうもないほど疲れの極限にいながらも、吹き続けた時こそ、自分の真の実力がよぉ~わかる・・と言うのが、この時にもんのすごく良くわかりました。
どれほど疲れていたかと言うと、尺八参拝後ベンチに座って尺八を手入れしたのですが、そのまま置き忘れて10番「切幡寺」を出た時に、ハッと気づいてベンチまで取りに戻るほど、ボオッ~・・としてました。
今までは絶対にベンチに置き忘れるという事は無かったのですが・・
境内には参拝客がだれもおらず、寺のバア様と孫らしいのが境内で遊んでます。
越後屋が来て、寺の横にも何か有ると教えてくれたので「面白そうな物だった?」と聞くと「いんやあ~、大したこと無かった。」と、不信心な者同士の会話をしたので見に行くのをヤンピ。
普通だったら、どんなにオモロない物でも野次馬コンジョ出して見に行くのですが、なんせ疲れているのと時間が無いので・・・
寺の入口に「懺悔堂」という車庫のようなのが有り、閻魔さんが入ってました。
あっ、はい・・・この時に、尺八をベンチに忘れて来たのに気付いたのです。(^O^)
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「産安」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
以下、広告です。