HOME > 紀行文「目次」 > イザベラ・バードの道「地図と目次」(関東・東北編) 38 灰色の断崖
旅行日 2015.8.24 掲載日 2016.2.14
「徳沢駅」から「野沢」まで戻り、こんな事ならば、あのまま「野沢」の「道の駅」で野宿しても良かった・・と思いながら・・
ホンマは、すぐに「車峠」へ向かっても良かったのですが、なんせ、ほれ・・σ(*_*)は根がマジメなもんでして・・
私たちは山腹に沿って3マイルほど歩いたが、たいそう愉快であった。
下を流れる急流の向かい側には、すばらしい灰色の断崖がそそり立ち、・・・・
高梨健吉「イザベラ・バード 日本奥地紀行」より
「野沢」より、旧道の「芝草」「堀越」「芹沼」を通り、国道49号線に入りました。
この国道沿いには阿賀野川が流れており、その対岸をイザベラ・バードが「すばらしい灰色の断崖がそそり立ち・・」と書いたと思われる場所です。
しかし、どお見ても「すばらしい灰色の断崖」には見えず、昨日通った「甲石」の断崖の方が「すばらしい」と思う。
川幅は広くて、ゆったりと流れており、とても急流とは言えん・・当時はどうだったのか、わからんが・・。
もっとも、何とか無理して探し出し、断崖と思われるような崖の箇所も有ったけど・・・どうかなぁ・・。
イザベラ・バードも通ったと思われる「上野尻」入口に「西光寺」という寺があり、山門前の堂扉に、お椀・・と言ってよいのか・・ドンブリと言ってよいのか・・紐を通して扉に奉納されています。
あんまり、このような「お椀」に紐を付けて奉納しているのは見た事がない。
なんか、カワイソーな云われ風習が有るのでしょうか? 知ってる人がいたら、教えてね。
このまま「車峠」へ向かっても良かったのですが、近くに「銚子ノ口」という名所が有るらしいので寄ってみました。
「銚子の口」へ着くまでは、曲がり角などに案内板も出ており迷わずに行け、駐車場も整備されてます。
遊歩道も草が刈ってあり、「銚子ノ口」とはどんな場所か知らなかったのですが、阿賀川の川幅がこの辺で急に狭くなっており、その断崖が見所らしい。
あいにく昨日の雨で水は濁っていましたが、秋の紅葉とか水がキレイだったら良い風景だと思う。
イザベラ・バードが書いてる「灰色の断崖」とは、まさかこの「銚子ノ口」を言ってのだろうかと一瞬思いました。
この「銚子ノ口」が「灰色の断崖」の雰囲気に一番合っているが、果たしてイザベラ・バードは「銚子ノ口」まで寄り道するほどのヒマは有っただろうか。
これを書いてる時にネットで調べると、「銚子ノ口」は鉄道ファンの人達には知られている場所らしく、この付近から汽車を撮ってる写真がありました。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八二重奏「アブェ・マリア」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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