HOME > 紀行文「目次」 > イザベラ・バードの道「地図と目次」(関東・東北編) 50 榎 峠
二井、鷹巣、榎という大きな峠を、つまづきながら登り、すべりながら降りることで、大半の時間が過ぎた。 これらの峠はすべて森林に覆われた山々の中にあった。
高梨健吉「イザベラ・バード 日本奥地紀行」より
イザベラ・バード同様に、雨の中をトボトボと歩き、国道脇から上がる十三峠の一つである「榎峠入口」に着きました。
ちなみに「十三峠」と言うのは、ホントに十三の峠が有るらしく、そのうちの一つの峠(大久保峠)だけは通れないらしい。
入口を上がってみると、それなりの広さのある道でしたが、途中、谷川の水で道が削られた箇所もあります。
榎峠の頂上らしい所に、榎峠の説明看板が有りましたが、雨が降ってるので、サラッと読み、そこからは下り坂。
イザベラ・バードが、雨の中を滑りながら降りた所です・・たぶん。
先に歩いてた越後屋が、杉林の所でボオッ~・・と立っているので、どおした?と思ったら、林の中に「無名戦士の墓」の看板がありました。
戊辰戦争の時は、この榎峠で政府軍と米沢藩との攻防戦が有ったようで、実際この「無名戦士の墓」には、二名が葬られているらしいです。「新潟の歴史散歩7」参照
「無名戦士の墓」が造られたのは明治元年なので、それより10年過ぎた時に、イザベラ・バードが榎峠を通っているので、この「無名戦士の墓」を見たと思います。
榎峠より「沼」集落へ向かってる途中、道が崩れてる箇所が有り、さらに行くと谷水で道が削られている所もありましたが、何とか無事にクリヤ。
が・・二度目の道が削られている箇所は規模が大きく、道が不明・・・・ゲッ!!・・。
たぶんこの付近でないかなぁ・・と削られた荒れ地を少し行くと道がありましたが、この箇所はロープでも張って道筋を示した方が良いかもしれない。
もっとも付近に休耕田らしいのが見えてたので、不安感は無かったが・・。
雨で煙る「沼」集落が見えた時はホッとしたが、その頃から雨の勢いが強くなり、イザベラ・バードの榎峠越えと同じ状態。
「沼」集落から今日出発した「越後片貝駅」まで、雨の中を2kmの道程をトボトボと歩きました。
イザベラ・バードは「沼」集落で泊まったようですが、行程的にはホンマに丁度良い距離の場所だと思う。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「惜別の唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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