HOME > 紀行文「目次」 > イザベラ・バードの道「地図と目次」(関東・東北編) > 56 小 国
旅行日 2015.6.10 掲載日 2016.4.7
朴ノ木峠より「健康の森よこね」の敷地に入ると、付近で一人のアンチャンが何かしており、挨拶して聞いてみると「送電線路の点検をしており「足野水」までやる予定だったが、今日は朴ノ木峠までにする。」
「朴ノ木峠頂上付近で、送電線路と道がゴッチャになってわからなかった。」
「送電線路の下を、道が出入りしているから、わかりにくいだろなぁ。」
あっ・・やっぱしねぇ・・「小国」へ行くこの先の道を聞くと「小屋の手前に旧道が有り、重機が入ってるので、わかりやすい道だ。」と教えてくれました。
「健康の森よこね」を抜け出て、車道をテクテク歩いてると、赤茶色に錆びた屋根の小屋が見え、アンチャンが教えてくれた小屋かな?
その付近に、横へ入る道が在りますが十三峠等の標識は無く、試しにその道へ入ってみると、確かにアンチャンが言ってたように、重機が駆け回って削ったような広い道が在りました。
初めて十三峠の「朴ノ木峠」を歩いて来た人には、この旧道入口はわからんじゃろなぁ。
そいでもって重機で道を削って開発されてるのを見たら、これは旧道ではなく新しい道だと思って不安になり通らなかったかもしれない。
アンチャンに聞いておいて良かったぁ・・聞かなかったら、そのまま真っ直ぐ行き遠回りして「小国」に着いたと思う。
この町は水田にかこまれたところで、私は降りしきる雨の中で、荷物を運ぶもう一頭の牛が手に入るまで、数人の人夫たちと焚き火にあたりながら雨宿りできたのは嬉しかった。
高梨健吉「イザベラ・バード 日本奥地紀行」より
「小国」への下り口は、人家の間から出るような感じで、ここにも十三峠等の標識が出て無く、初めて「小国」から「朴ノ木峠」へ向かう人はわからんと思う。
そのまま「小国駅」へ行き、駅舎には熊の剥製と「ワラビーマン」が置いてあります(一番上の写真)。
翌朝、「羽前沼沢駅」に車を置いて「小国駅」まで汽車で来ました。
汽車には男女の外人さんが乗っており、女性はもんのすごい美人で、映画スターやモデルだと言われても十分に通じるキレイな人だった。
そのあまりの美しさに、口を空けてボォッ~ッと見惚れかかったが、あんまりジロジロ見ると失礼になると思い、そこは遠慮してチラッ・・チラッとしか見なかった。
イザベラ・バードは、チラッ・・と以上の「あからさま」な興味津々の目で見られていたのでしょう。
男の外人と英語で、けっこう大きい声で話してますが、なんせ語学力が無いもんだから、何の話しをしてるのかわからん。
小国駅で一緒に下りましたが、失礼ながらこんな小さい町に何の用だったのだろう?、学校の先生かな。
記念に写真を一枚撮らせてほしかったなぁ。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「惜別の唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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