HOME > 紀行文「目次」 > イザベラ・バードの道「地図と目次」(関東・東北編) > 85 檜 山
掲載日 2016.8.3 旅行日 2015.7.7
士族の村である檜山は例外である。 そこは美しい傾斜地にあった。
家は一軒建てで、美しい庭園があり、深い屋根の門がつき、庭先は石段になっていて草木が植えてあった。
洗練されて静かな暮らしを楽しんでいるように見えた。
高梨健吉「イザベラ・バード 日本奥地紀行」より
「チョイノリ」で走ってると「赤坂」にも「羽州街道」の標識あり、バイクでも行けそうな道幅になってる。
ただ、最初は行けそうでも最後までどのような道かわからんので、近くの家で草刈りしてたジサマに聞くと、笑いながら「行けない」と言い、どこまで通じてるのかと聞くと国土地理院地図で破線になっている山道らしいので、通るのを止めた。
「檜山」へ行く途中に羽州街道の標識が有り、そこが出口だと思うが、けっこう草が茂っており、通らなくて正解だったかもしれない。
イザベラ・バードが旅行中に、汚ねぇ集落だとかどうのと悪口書いていたのに、「檜山」集落を誉めていたので、どんな所かワクワクしながら来ました。
確かに今までの集落と違い、落ち着いた雰囲気があるような気もするが、家々は今までの集落と余り違わなく、そのためか犬一匹に吠えられました。
道端に「檜山納豆まつり」の看板が出ており、ここは納豆が名物なのだろうか?・・店は無かったけれど・・。
調べてみると、けっこう「納豆の歴史」が有るようで、イザベラ・バードもここを通った時に納豆を見たのしょうか?
たぶん見てないと思う、見ればまたボロクソに書いただろおなぁ・・餅でさえケチつけたんだから・・。
大きい木の下に「雨乞いの伝説地」と書いた看板が有るが、その云われが書いて無く、簡単な説明が有れば良いのに。
ここで雨乞いの行事をするのでしょうか?、一度どんな事をするのか見てみたい。
「檜山」集落を過ぎて、ふと横の旧道を見ると松並木が見え、まだ小さい松だったので最近植えたのだろおと思い、そのまま走ったら、やがて古い松が5・6本見えて来ました。
あわてて、もう一度「檜山」集落出口に有る旧道へ戻ると、そこにもバサッバサとだいぶ枝を切られ、見るもカワイソーな一本の松があり一里塚になってたよおです。
松並木へ行ってみると、思った以上に風情が有り、なかなか素晴らしいく、イザベラ・バードは、どうしてこの松並木の事を書かなかったのだろう?。
当時は松並木なんて沢山残っており、見慣れていたから珍しくなかったのかもしれない。
松並木の出口が小さい公園になっており、そこにある絵図を見ると羽州街道は思っていた道と違い、そこから右に一直線のタンボを通って山越えをするようです。
どうしょうかなぁ・・と思って地図を確認すると、「東北自然歩道」になっているようなので通らず、予定通りの道を行きました。
鶴形駅へ行く途中、道端に藁人形が飾ってあり、おぉぉ・・さすが東北・・・御尊顔を拝すると何となくオトロシそう。
これを書いてる時に調べてみると、藁人形は鍾馗様らしく、「鶴形」には男女6体有り、それぞれ3組の夫婦になってるそうです。
2体の藁人形を見つけましたが、どれもオトロシそうな顔してるので男女の見分けがつかない。
鍾馗様の事を知ってたら、じっくり観察したのだが・・・イザベラ・バードの手紙にも記載が無く、書くのを忘れちゃったのかな?。
道端に「鶴形の街道絵図」があり、予想していた道筋とは、だいぶ違っており、先程通った踏切付近の道が羽州街道の出口だとわかった。
鶴形駅で一休み。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「惜別の唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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