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 矢立峠・古羽州街道、イザベラ・バードの道 掲載日 2016.8.26   旅行日 2015.7.7


矢立峠・古羽州街道 を歩く/イザベラ・バードの道

古羽州街道と明治新道

矢立峠・古羽州街道、イザベラ・バードの道      矢立峠・古羽州街道・矢立橋、イザベラ・バードの道      矢立峠・古羽州街道・見返坂、イザベラ・バードの道

 麓の番所跡から再び同じ道を戻り、途中から古羽州街道の分かれ道が有ります。矢立峠・古羽州街道・明治新道が見える、イザベラ・バードの道

 「矢立橋」を渡って古羽州街道を行くと、さすがに明治新道と違って普通の山道になり「見返坂」は勾配がキツかった。

 その付近から「明治新道」が下に小さく見え、そりゃあぁ~・・旧羽州街道よりも「明治新道」の方が楽チンだわなぁ。

 「明治新道」が初級コースならば、「古羽州街道」は中級コース程度のキツさかもしれん。

矢立杉

矢立峠・古羽州街道、イザベラ・バードの道    矢立峠・古羽州街道、イザベラ・バードの道    矢立峠・古羽州街道、イザベラ・バードの道

 私は他の人々を残して、一人で峠の頂上まで歩いて行き、反対側に下りた。

 私は日本で今まで見たどの峠よりもこの峠を誉め讃えたい。 いずれにもまさって樹木がすばらしい。孤独で、堂々としており、うす暗く厳かである。矢立峠・古羽州街道・天然杉広場、イザベラ・バードの道

 その巨大な杉は船のマストのように真っ直ぐで、光を求めてはるか高くまで、その先端の枝をのばしている。

     高梨健吉「イザベラ・バード 日本奥地紀行」より


 やがて「天然杉広場」へ来ると、大きな木の根が有り「矢立杉」の看板があり、ここが秋田と青森の県境らしい。矢立峠・古羽州街道・矢立杉、イザベラ・バードの道

 イザベラ・バードは、たぶん明治新道の「天皇巡幸碑」跡から、ここまで一人で歩いて来て、この「矢立杉」を見たのだと思う。

 「矢立杉」を調べてみると樹齢200年ほどの二代目の杉だったらしく、終戦後の乱伐時期に切り倒されちゃったらしく、惜しかったなぁ・・残っていれば、良い宣伝材料になっただろうに・・・

 イザベラ・バードは矢立峠を日本一の峠と誉めてるが、100年余り過ぎた今は、雑木林で囲まれており展望は全く無く、どの辺が素晴らしくて日本一になったのか、よぉ~わからん。

 個人的感想を言うならば、この矢立峠も今までイザベラ・バードの道を辿って来た普通の峠のような気がする・・ごめんね。

 当時は秋田杉が周囲に有り、その中でもこの「矢立杉」が特別に目を引いたのだと思うが・・これも時代の流れ、諸行無常ですねぇ。

道の駅「やたて峠」

矢立峠・古羽州街道、イザベラ・バードの道    矢立峠・古羽州街道、イザベラ・バードの道    矢立峠・古羽州街道、イザベラ・バードの道

 矢立杉の所から「道の駅・やたて峠」の方へ下り、明治新道・古羽州峠を一周するのに4kmほどの距離で1時間20分ほどでした。矢立峠・道の駅「やたて峠」、イザベラ・バードの道

 「道の駅・やたて峠」に有る風呂は赤湯で熱く、3日ぶりに風呂へ入れ、入浴後に食堂で「トンカツ定食」を食べて、久々に人間らしい生活ができた。

 定食は900円と思ってたら、本日は500円のサービス日だそうで、何でか知らないが、ラッキー!(^^)!。

 土産物店にはパンとかモチが無く、明日の朝食は持ってきたポンキーを食べなければならなく、イザベラ・バードの旅も、こんなのだっただろなぁ。

矢立峠・道の駅「やたて峠」駐車場、イザベラ・バードの道    矢立峠・道の駅「やたて峠」・駐車場、イザベラ・バードの道    矢立峠・道の駅「やたて峠」野宿現場、イザベラ・バードの道

 野宿場所の休憩所は側にトイレが有るだけで、ほとんど人が入って来ず、電話機付近の床でノンビリと野宿できました。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「惜別の唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。

 当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がpixtaで販売されています。



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