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 保食神社、津軽坂、イザベラ・バードの道 掲載日 2016.9.4   旅行日 2015.7.8


津軽坂(鶴ケ坂)と保食神社 /イザベラ・バードの道

津軽坂

 黒石から青森までの旅は、たった22マイル半だったが、道路が悪かったために、ものすごい旅であった。津軽坂の入口、イザベラ・バードの道

 私達は道中ずうっと塩魚を運ぶ駄馬の列に出会った。 黒石と青森との間は、低い山々に分かれる。

 林もまばらで、主として松や、楢、樫の雑木林、短い竹である。 谷間には稲が栽培されているが、耕作地はあまりない。 この地方は荒涼として非常に寒そうに見える津軽坂「北大沢砂防公園」、イザベラ・バードの道

 日光を出てから数多くの峠を越えて来たが、その最後の峠は浪岡にあった。 津軽坂というところであった。津軽坂、イザベラ・バードの道

 その峠から暗い灰色の海まで起伏のある地方を見渡すことができた。

    高梨健吉「イザベラ・バード 日本奥地紀行」より


 今は「鶴ケ坂」と言われてるらしいが、昔は「津軽坂」と言ったらしく、ネットでこの「津軽坂」が通れるか下調べをすると、どうもアカンらしい。津軽坂、イザベラ・バードの道

 草が茂っているので断念した人が多く、コンジョ出して「津軽坂」出口の「保食神社」まで行った人も居るようですが、それは一人しか見つけれませんでした。

 またネットで調べた限りでは「津軽坂」を走破しようとする人はあまり居ないようで、他の峠越えの記事数よりもかなり少なかった。津軽坂、イザベラ・バードの道

 「浪岡」をスムーズに通り過ぎて、最後の峠である「津軽坂」を探索すると、旧道の「北大」付近より「津軽坂」へ入り、少し行くとY字路になっており、舗装道と砂利道に分かれています。

 どちらへ行こうかと思った所に「北大沢砂防公園案内図」があり、それをみると「津軽坂」は砂利道の方で、そお言えばネットにも、そのような事が書いてあったなぁ。

津軽坂、イザベラ・バードの道    津軽坂、イザベラ・バードの道    津軽坂、イザベラ・バードの道

 道は草はそれほどでもないが、かなり荒れており、途中より重機の踏み跡になり、その付近より対面の山は伐採されているようで、これもネットに記載されてました。津軽坂・草が茂っている、イザベラ・バードの道

 最後に完全な草道と、重機の道の二手に分かれており、重機の道もすぐに草が茂っています。

 草が生えてるほうが道幅等からも旧道の「津軽坂」と思われ、ネットに掲載していた人達も、たぶんこの付近で引き返したと思う。

 σ(*_*)も、この先は自信が無いので引き返しました。

保食神社

保食神社・津軽坂、イザベラ・バードの道    保食神社・津軽坂、イザベラ・バードの道    保食神社・津軽坂出口、イザベラ・バードの道
保食神社より、津軽坂、イザベラ・バードの道
 国道7号線に出てすぐに旧道へ入り、「津軽坂」の出口と思われる保食神社へ行きました。

 「線路を渡ったらアカン」と言うような事が書いてあったが、気づかなかった事にして線路を渡り、向こう側もキレイに草が刈ってあります。

 もっとも「保食神社」鳥居付近までだけで、その先は草が茂っており、とても「チョイノリ」では行けない。

保食神社鳥居、津軽坂、イザベラ・バードの道        保食神社・注連縄、津軽坂、イザベラ・バードの道         保食神社境内・津軽坂、イザベラ・バードの道

 「保食神社」鳥居に津軽独特の注連縄が張ってあり。イザベラ・バードはこの暖簾のような注連縄に気づかなかったのだろうか?、同じ日本人としても、珍しい注連縄だと思うが・・・・

 神社境内には津軽独特の馬の狛犬?が奉納してあり、やっぱりなぁ・・と思わず微笑んだ。

 ちなみにイザベラ・バードが「津軽坂」より海を見たと記載していますが、「津軽坂」より海は見えないらしく、他の山を超えた時のと間違ったのかもしれまへん。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「惜別の唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。

 当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がpixtaで販売されています。



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