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 萱野峠、イザベラ・バードの道 旅行日 2015.6.10   掲載日 2016.3.29


萱野峠(十三峠)の石畳ボランティア/イザベラ・バードの道

玉川大橋

玉川、イザベラ・バードの道      玉川大橋、イザベラ・バードの道        玉川、イザベラ・バードの道

 (「玉川」で)米商人が三日間ここに滞在して、この地方の馬を全部入れてしまったという。 二時間も掛け合った末に、荷物運搬の人夫を一人雇った。

 私のために荷鞍をつけた乗用馬として、一頭のまるまると肥ったかわいらしい牝牛が提供された。
    高梨健吉「イザベラ・バード 日本奥地紀行」より
屋敷跡、萱野峠、イザベラ・バードの道

 「玉川」集落を進むと、学校校舎が見える付近で「萱野峠」の標識が出ており、谷へ向かっての坂道を下りると鉄製の吊り橋が有ります。

 「玉川大橋」と言い「越後街道の三大橋」の一つらしく、他の二つは「手ノ子大橋」「小国大橋」だと説明板に書いてありました。

 玉川大橋の「萱野峠資料箱」に「ご協力金お願いします」と書いてあったので、大里峠「柄目木」で拾って「ポッケ・ナイナイ」しておいた100円玉を入れときました・・・安心してね。

石畳

萱野峠、イザベラ・バードの道石畳、萱野峠、イザベラ・バードの道 萱野峠、イザベラ・バードの道 萱野峠、イザベラ・バードの道

 十三峠の一つ「萱野峠」への山道を歩いてると、枯葉に埋もれかかった石畳らしいのが有ったので、越後屋に「これが石畳だと思うよ」と教えてやりました。

 そしたら何を思ったのか、越後屋が杖先でそこらの枯葉をどかして地面を突き始めます。

 「何してまんの?」
 「いやぁ~・・石畳を掘り起こすのを、手伝おうと思って・・・」
 「あぁたぁ~・・そんな杖先で突く程度じゃ、大して変わりまへんでぇ。(^O^)」石畳惚れ掘れ探検隊、萱野峠、イザベラ・バードの道

 玉川でジサマが言ってたように、所々に石畳が露出されており、掘り起こすのもタイヘンでしたでしょう。

 萱野峠頂上を過ぎた頃から、「第10回 石畳惚れ掘れ探検隊 第三班」看板に名前が書いてあり、石畳を掘り起こすのを手伝ったボランティアの人達なのでしょう。萱野峠、イザベラ・バードの道

 回数を重ねて、連続して石畳を掘り起こしており、班毎に区間を決めて掘っているようです。

 無償の奉仕活動で、このように看板に名前を書いて記念に残すのは、張り合いも出て良いアイデアだと思う。

 萱野峠、イザベラ・バードの道 石畳、萱野峠、イザベラ・バードの道 萱野峠、イザベラ・バードの道黒滝、萱野峠、イザベラ・バードの道
萱野峠、イザベラ・バードの道
 イザベラ・バードが萱野峠を通った時は、地元住民による道普請で石畳が出ていたのでしょうが、道が使われなくなり埋もれちゃったのは時代の流れでしょう。

 しかし、それを復興しようとボランティアしてる人達に対しては、エライと思い頭が下がります。

 「黒滝」の標識が有り、滝と名付くからには大きい滝かと思ったら、谷川から流れ落ちる程度の小さい滝だった。

萱野峠、イザベラ・バードの道       萱野峠、イザベラ・バードの道        足野水、萱野峠、イザベラ・バードの道

 林道に出て30mほど歩くと「足野水」へ下りる山道があり、地図を見ると、けっこう離れており200mほど行かねばアカンのかと思ってた。

 やがて畑と小屋が有り、人家が近づいたと思ったら「足野水」集落が見えました。
 


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「惜別の唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。

 当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がpixtaで販売されています。



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